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心の檻から抜け出す時

あなたが体験することは、あなたが自身がバランスを取り戻すために起こっています。

目にする現象は、あなたがどちらに偏る傾向にあるかを教えてくれる教師に過ぎません。

それは気づくことで自然に中和され、整うようになっています。

気付いたのでそれを正そうと思って反対の方へ走ると、

今度は反対側に走り過ぎて、又大きく傾くことになります。

この『気づくだけで充分大きな仕事をしている』という感覚は深い叡智から来ます。

地に足がついている、という証拠です。

地に足がついている人は、たまに失敗することがあっても、それを頭で何度も反芻せず体験の一つとして次へ進みます。

地に足がついておらず気が上に行きがちだと、頭の中で心配したり予行練習に忙しくなります。

行動することによってしか前に動いていかない人生を、先延ばしにしてしまいます。

そろそろ頭の中でトレッドミルをしているような状態から、外でフレッシュな空気を浴びながらジョギングをする時が来たようです。

確かにあなたの安全な檻の中では、あまり怪我をする事はないかもしれません。

しかし外で走ることの良いところは、景色が変わるところです。

走っているうちに景色は変わっていく、という体験はあなたを救ってくれるでしょう。

少なくとも、今あなたの中にある停滞感による自分に対する怒りや退屈さが過去の懐かしいものとなります。

体験は一つの景色に過ぎず、あなたはもっと沢山の景色を体験するためにここにいるはずです。

この春には、思い切って自分の狭い世界から外へ飛び出して実際に走り始めた、

と思いきや、いつの間にか空を飛んでいた、なんていうことが起こるかもしれません。

上空から全体を見渡す、というのはきっと面白い体験でしょう。

本格的に外で走り出すため、心構えの面での最後のテコ入れをしてください。

一度走り出したあなたは、未来永劫『同じ檻』には帰る事はないでしょう。

Makiko Kurata

復活、献身、忠誠心、尊敬