こんにちは。Makikoです。
今日は、先日ご紹介したコンタクトインプロヴィゼーション(CI)の練習で、一人でできるものをご紹介します。
基本の基本:重さを預ける練習
CIの核は「重さを委ねること」です。
- 床に寝転び、背中をじわじわと床に預けていきます。
- 骨が床に沈み込む感覚を味わいながら、単に床に寝ているというのではなく、
「地球に支えられている」と感じてみてください。
→ 「信頼」の基礎が身体に染み込みます。
CIでは床と仲良くなることに多くの時間をとります。
慣れてきたら、寝ている状態から5分かけて『滑らかに』立って行きます。
次はまっすぐ立っている状態から、5分かけて完全に大の字に寝るところまで行きます。
それを次は3分で。そして1分で。最後は1秒で。
身体はどこから動き始めるのか。呼吸をどのように使えば滑らかに床に滑り込めるか。
などなど、このシンプルな練習の中で、たくさんの発見があります。
正解はもちろんなく、むしろ何通りの立ち上がり方と何通りの寝方ができるか?
そんな身体を使った実験は、脳にも良い作用があるようです。
次は、日常動作をコンタクト・インプロヴィゼーション(CI)の視点で「小さな即興ダンス」に変える方法を紹介します。
1.歩くことをダンスにする
- ただ歩くときに、重さをひとつひとつの足裏に丁寧に感じてみる。
- 足を床に預けるたび、「地球に支えてもらっている」と意識する。
- 時には、歩幅を大きく、小さく、速く、ゆっくりと変えてみる。
→ 「私はどんなリズムを心地よいと感じるか?」
2.座ることをダンスにする
- 椅子に座るとき、腰を“落とす”のではなく、重さをゆっくり委ねていく。
- 椅子に触れる瞬間を楽しみ、背中や太ももを少しずつ預けていく。
→ 「支えられる安心感」を毎日の中にインストール。
3.物を取ることをダンスにする
- テーブルの上のコップを取るとき、いつもの動作をあえてスローモーションでやってみる。
- コップの重さや手に触れる質感を、まるで“人間相手のコンタクト”のように味わう。
→ 「対象と触れ合う感性」が磨かれ、人や物との関係の質が変わります。
4.家事を即興ダンスにする
- 洗濯物を干すとき、腕の動きを大きく円を描くように。
- 床を掃除するとき、背骨を波のように動かしてみる。
→ 普段のルーティーンが「遊び」や「瞑想」に変わります。
5.呼吸と一緒に動く
- 日常の動作全てを、呼吸の波に動きを任せていくと、それだけで即興ダンスになります。
呼吸と一体になる瞑想は、内側と外側をつなげる要です。
1日の中で呼吸を意識している時間の長さ=ハイヤーセルフとつながってる長さ
呼吸の深さ=ハイヤーセルフとつながっている深さ、です。
こうして見ると、CIのエッセンスは特別なスタジオや相手がいなくても、日常のすべてに溶け込ませることができます。
「生活はダンス」
この感覚が根づくと、自分の人生そのものが即興アートになっていきます。
今日も素敵な1日を☺️
Makiko
ライトソブリン初級をご受講いただいた方のご感想
5回のセッションで、自分でも驚くほど変わったような気がしています。
でも、変わった、というより元に戻ったというか思い出した、という言い方が
近いかもしれません。
思い出したけれど元の自分にそのまま戻ったのではなくて、これまでの回り道が
全て必要な経験だった、という認識のおまけ付きで新たなスタート地点に立ったというか。
なんと表現すれば良いのかわかりませんが、今回の体験で目が覚めた自分で、世界の
何かしらの役に立てていきたいなという気持ちには変わりなく、なんとも言えない
不思議な感覚です。
とにかく、私の人生に大きく影響を与えた2ヶ月間でした。
まずはやれることからやってみようと思いますので、ぜひ改めて報告させてください。
この度は本当にありがとうございました!
(Aさま)