先日、友人に「今度リトリートやるんだよね」と話したら、「どこ連れてくの?」と聞かれました。
「まだ決めてない」
「何するの?」
「決めてない」
「……え?」
そう。何も決めていない。
それが売りやねん、と言ったら、友人はしばらく黙っていました。
リトリートって、なんかすごく「整って」いますよね。
朝6時:瞑想
7時:ヨガ
8時:オーガニック朝食
9時:ワークショップ①「本当の自分を取り戻す」
……
いや、わかる。
わかるんです。
そのくらい整っていないと、「価値がある」って感じにならないの、すごくわかる。
ミーハーな私は、いろんな国のいろんなリトリートに参加したことがあるので(笑)。
でも私、そういうの参加するたびに思ってたんですよね。
「本当の自分、スケジュール通りに出てくるかな」
って。
石垣島に住んで、気づいたことがあります。
この島、めちゃくちゃ何かを邪魔してくる。
急に雨が降る。
行こうと思ってたカフェが臨時休業。
突然台風。
最初は「計画が崩れる」ってイライラしてたんですが、ある日ふと気づいたんです。
計画が崩れた後のほうが、なんか面白いことが起きてる。
雨宿りした軒先で、見知らぬ観光客と2時間話した。
休業だったから入った別の店で、一生忘れない料理と出会った。
寝不足のまま海に行ったら、月が海に沈んでいくところを見た。
……島って、計画より賢い。
そういうわけで、リトリートを企画しました。
何も決めていない、1対1の、1時間じゃ終わらない、でも5時間以上でもない、石垣島リトリートです。
当日の朝、「今日どんな気分ですか」って聞きます。
それだけ聞いて、あとは一緒にぶらぶらします。
海かもしれないし、山かもしれないし、
どこかに座ってひたすら話すかもしれないし、
気づいたらふたりで黙って海を見てるかもしれない。
ヨガはありません。
瞑想の時間もありません。
「今日のテーマ」も、ありません。
ただ、石垣島にいる私と、あなたがいる。
それだけです。
「それって、リトリートって言えるの?」
さっきの友人みたいに思った方、正直だと思います。笑
でも逆に聞きたいんですが、
リトリートって、何のためにあるんでしたっけ。
日常から少し離れて、
自分のペースを取り戻して、
なんか、いい感じになって帰ってくる。
そういうことですよね、たぶん。
だとしたら、スケジュールはむしろ邪魔ではないかと。
「何も決まっていない時間」って、
実はものすごく贅沢なんじゃないかと、私は思っています。
来てほしい人のイメージは、ちゃんとあります。
「何も決まってないってどういうこと?もっと詳しく教えて」
ではなく、
「何も決まってないの、おもしろそう」と思った人。
石垣島まで来る体力と好奇心がある人なら、
あとは何も要りません。
きっと飛行機のチケットを取った瞬間から癒しが始まるでしょう。
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