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「情報」と「意見」の飽和点から、本当の渇望へ

こんにちは。Makikoです。

先週の1111を挟んだ1週間、結構激しくなかったですか?笑

石垣島では、1111の日に竜巻が起こり、車がコロンとひっくり返っている写真が出ていました。

なんかここからいよいよ大逆転していくような、どんでん返しが起こるような、好転していくような、そんな予感を感じます。

世界は相変わらず情報で満ちています。

画面を開けば意見が溢れ、テクノロジーは休むことなく「次」を提示し続けています。

一見賑やかで忙しそうですが、集合意識の奥には小さな停滞の影が漂っている気がします。

まるで人々の内側に、軽く肘をついて「もう、どっちでもいいか」とつぶやくような静かな倦怠が広がっているように感じられます。


世界が退屈になったのではなく、私たちが本質的に何を求めているのかを見失い、表面的なノイズに疲弊した結果でしょう。

どこに向かいたいのかを見失ってしまっただけです。

浅い刺激に疲れ、深呼吸を忘れたまま走り続けてきた心が、ようやく「立ち止まりたい」と告げているだけなのです。

この静かな無関心こそ、今回の蠍座新月が光を当てようとしているテーマ。

新月はいつも、新しいサイクルの種まきを促しますが、蠍座のエネルギーは表層ではなく、もっと深い場所

——私たちの精神の地中へと手を伸ばしてるように思います。


そこで照らされるのは、倦怠の奥に潜んでいる「本当の渇望」。

承認されたい、知人から遅れをとりたくない、そんな表面的な欲求はもう十分に経験され、使い古された感覚になっています。

だからこそ、もっと深いところに眠っていた痛みや、長い時間をかけて心の底に沈んでいた記憶が、再び浮上してくるのです。

過去の別れ、叶わなかった願い、あるいは心の片隅で燻り続けるトラウマ。

こうした記憶に向き合う時、私たちは感情に呑まれる必要はありません。

むしろ静かで公平な態度で、その出来事を見つめ直す段階に来ています。

まるで裁判官のように、起こった事実を冷静に並べ、何が失われ、何が残り、何が学びとして受け取れたのかを判断するように。


過去の痛みを再評価し、「これは私の資産だった」と理解することができた瞬間、それはもはや重荷ではなく、未来を築くための土台へと変わります。

もちろん、このプロセスは、優しさだけでは完遂できません。

時には胸の奥が少し痛むかもしれませんし、見たくなかった真実と目を合わせる覚悟も出てくるでしょう。

派手な挑戦ではなく、心の奥に潜む「負の遺産」を清算し、もう一度立ち直るための粘り強さ。

その力が、今回の新月の核となる贈り物でしょう。

内なる整理が終わったあと、見えてくるものがあります。

それは、流行にも他人の期待にも揺らされない「あなた自身の軸」。

情熱を注ぎ続けるだけの価値があるテーマや使命のような感覚。

その源は、他人の言葉ではなく、あなたの深層から静かに立ち上がるエネルギーです。


世の中の喧騒から少し距離を置くと、自分の人生に流れる本当の音が聞こえます。

それは宿命と呼んでもいいし、魂の契約と呼んでもいいかもしれません。

しかし、そんな大袈裟な言葉をわざわざ持ち出すとかえって嘘っぽくなるぐらい、確かに感じるとても静かで、絶対に揺らがない中心線のようなもの。

蠍座新月は、たった一つの問いを投げかけてきます。


「あなたは、この人生で何に賭けますか?」

そして、その答えのヒントを象徴に託すとこうなるでしょう。


腐敗は、静かに、肥沃な土壌となる。

終わったはずの経験や、敗北だと思っていた過去の破片ほど、次のサイクルで強く根を伸ばす『栄養』になります。

表面的なノイズを遮り、静かに内側の変容を見つめる時間は、知性的で成熟した行動そのものです。

あちこち出かけるのがだけが行動ではありません。

見つめ、見守るのも行動なのです。

AIは止まれない。

あなたは止まれる。

それが圧倒的な差です。


あなたの内側で起きているこの静かな化学反応を信頼してください。

ここから始まる変化は、地表にはまだ見えなくても、すでに進んでいます。

Makiko

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