—— トラウマ再発のきっかけに気づく ——
魂の旅路において、私たちは何度も「再訪」を経験します。
すでに癒したと思っていた感情や記憶が、
ある日突然、まるで古傷が疼くように浮上してくる──
そんな時、
「私はまだ癒されていなかったのか」と
自分を責めてしまう方も少なくありません。
けれどそれは、後退ではありません。
むしろそれは、あなたが次の扉を開く準備ができたというサイン。
——“いのちの深部へ、光が届き始めた”証なのです。
潜在意識の中にある恐れやトラウマは、
ほとんどの場合、頭では自覚できないほど深く眠っています。
それは、理屈では説明できない「身体の反応」や、
なぜか胸がざわつく「特定の状況」として現れます。
たとえば──
● 親しい人が急に距離を取った時、異常に不安になる
● 予期せぬ変化に、過剰な怒りや悲しみが湧く
● 大切な場面で、自分を小さく見せようとしてしまう
こうした「反応」こそが、潜在意識からのメッセージ。
それは、あなたがかつて守るために身につけた反応パターン。
でももう、古い防衛本能を持ち続けなくてもいいよ、と
魂が優しく教えてくれているのです。
大切なのは、「なぜこんな感情が出るのか」と頭で分析することではなく、
「どんな時に、それが出やすいのか」に気づくこと。
トラウマは、記憶そのものよりも、
“トリガー（引き金）”とセットで存在しています。
だからこそ、自分のスイッチが入るタイミングを
観察するだけでも、大きな癒しが起こるのです。
そして、そのトリガーに気づいたときは、
自分を咎める代わりに、こう声をかけてみてください。
「よく気づいたね。もう大丈夫だよ。怖かったね」
これは、外の誰かに言ってもらう言葉ではありません。
あなた自身が、インナーチャイルドに
何度でも贈ってあげられる、内なる抱擁です。
癒しとは、
問題を“なくす”ことではなく、
それがあっても“愛し続ける”という選択。
揺れながらも、自分に優しく寄り添えること。
再発するように見える感情の波も、
あなたが「その奥にある大事なもの」に触れられるまで、
何度でも教えてくれます。
それは、宇宙からの再通知。
——「ここに、まだ宝物があるよ」と。
どうか、感情の襲来を恐れないでください。
それは、あなたが拡大しようとしているサインなのです。
そして、思い出してください。
あなたはすでに、何度も過去の闇をくぐり抜けてきた勇者。
今度もきっと、
光をひとつ、奥深くまで届けることができます。
癒しは、いつも“いま”から始まります。
Makiko Kurata
⭐️あなたの統合を助けるヒントをお届けします。あなたの光と影をひとつにし、”本来のあなた”で次のステージへ
→ココナラ
⭐️青空リトリート、今月のゲストライターはジヨンさんでした。来月はAiさんにバトンタッチです。
