身体の反応を通して、本来の軌道へ

静けさというものは、ただ“音がない状態”ではありません。


意識の表面に浮かんでいた思考の波が落ち着き、内側の湖面がふっと澄み切るとき、ようやく本来の方向が見えてきます。

私たちは、つい情報や他人の期待に合わせて道を歩いてしまいますが、身体の深いところ

――特に丹田のあたり――は、

ずっと前から小さく合図を送り続けています。

そのサインはいつも微細で静かです。


胸のざわつき、軽い違和感、理由のわからない疲れやすさ。


逆に、“妙に落ち着く”“なぜか気が合う”、“ここにいたい”という感じもそう。


身体は言葉を使いませんが、嘘をつかない知性を持っています。

ご自身の身体の重心がどこにあるかを感じてみてください。


頭にのぼった意識で語っているときは、声は軽く、言葉はどこか宙に浮き、未来のイメージもにじみます。

でも、丹田に意識が落ちてくると、語る速度は自然にゆっくりになり、選ぶ言葉の質が変わり、視野が“自分の中心”からのものに戻ります。

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不調を治す方法

エネルギーは注いだところが拡大する

身体が重いとき、心が曇っているとき、私たちはつい「なんとかしよう」とその不調に焦点を合わせてしまいます。


胃が痛いときは胃に意識を集中し、痛みの理由を探そうとします。

けれど、そこで起こるのはしばしば逆の現象

――痛みがさらに強まるということ。


それは、エネルギーが「注がれたところを拡大する」からです。

お腹が痛い時に、手をお腹に当て、お腹に意識を集中して、治ったことがありますか?

私はそうやって治ったことはありません(笑)

治るとすれば、お腹ではなくレイキの方ーーー問題の方ではなく、広大な宇宙エネルギーの方に意識を向けているからです。

意識を外に外すのです。

必要なのは、集中ではなく解放です。

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変容のプロセス〜3つの層

変容のプロセスには、大まかにいって3つの層があります。

1. 表層(一般的に言語化しやすい悩み)

2. 中層(言語化が難しく、自己概念の再編が始まっている層)

3. 深層(自己存在レベルの統合・霊的変容のコア)

ここで紹介する三つの層は、単なる分類ではなく、
魂の変容を歩むときに、私たちの内側でひそやかに起こっている“階層的なうねり”のようなものです。

人によっては、これを『次元』という人もいるのかもしれません。

変容のプロセスは、直線ではなく地層のようなもの。

人はそれぞれの速度で、必要なタイミングでこの層を行き来します。

掘り進めるたびに、新しい光と新しい影が現れてきます。
どの層も尊く、どの層にも豊かなギフトがあります。

どの層にいても上下があるのではなく、ただ“いまのあなたの位置”がそこにあるだけ。

そんな安心感の中で読んでもらえたら嬉しいです。

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