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5次元意識で生きるって、結局どういうこと?

宇宙に引っ越す必要はありません。現実の見方を変えるだけです。

「5次元意識」「アセンション」と聞くと、何か特別なことが起きると思っている人がいます。

突然、光に包まれる。
空中に浮く。
チャネリングができるようになる。

私が考える5次元意識は、そんな話ではありません。

今までと同じ身体で、同じ地球に住み、同じようにご飯を食べ、

請求書を払い、人間関係に頭を抱えながらも、

現実との付き合い方が根本から変わること

です。

起きている出来事が同じでも、それを体験する自分の立ち位置が変わる。

今回は、5次元意識で生きるとはどういうことなのか。日常生活に落とし込んで考えてみます。

1. 現実を変えようとする前に、自分の立ち位置を確認する

嫌なことが起きたとき、私たちはすぐに外側を何とかしようとします。

相手を変えたい。
状況を変えたい。
あの人さえいなければ。
お金さえあれば。
もっと世の中がまともなら。

はい、気持ちはよくわかります。

ただ、ここで一つ考えてみたいのです。

私たちは、目の前の現実を見ているようでいて、実は自分が信じている前提を通して現実を見ているのではないでしょうか。

「私は大切にされない」と思っている人は、相手のちょっとした言動にも、自分が大切にされていない証拠を見つけます。

「どうせうまくいかない」と思っている人は、うまくいかない理由を探すのが上手になります。

人間の脳には、自分の考えに合う情報を拾いやすい性質がありますから、これはスピリチュアル以前の話でもあります。

5次元的な視点に立つなら、相手を変える前に、まず自分に聞いてみる。

「私は今、何を前提にこの世界を見ているんだろう?」

恐怖から見ているのか。
不足から見ているのか。
それとも、自分には選択肢があるという立場から見ているのか。

ここで大切なのは、現実を無理やりポジティブに解釈することではありません。

嫌な人は嫌な人でいい。
問題は問題でいい。

ただし、目の前の出来事に、自分の人生の主導権まで明け渡さないこと。

これが、私の考える意識の転換です。

2. 問題が起きたら、自分を裁くより先にデータを取る

何かがうまくいかないと、すぐに自分を責める人がいます。

「私の波動が低いから?」
「何か間違ったことをした?」
「まだ手放せていない観念があるの?」

ちょっと待ってください。

電子レンジが壊れたとき、あなたは「私の内面に問題があるから温まらないのだろうか」と考えるでしょうか。

まず説明書を見たり、コンセントを確認したりするはずです。

人生でも、同じくらい実務的でいいと思うのです。

問題が起きたら、原因を確認する。
必要なら謝る。
やり方を変える。
相手との距離を見直す。
場合によっては、さっさと撤退する。

そこに「私はダメな人間だ」という人格審査を持ち込む必要はありません。

もちろん、すべての出来事が自分の内面を映しているとは限りません。世の中には、相手の都合もあれば、偶然もあれば、単純に運が悪い日もあります。

何でも自分の波動のせいにしていたら、人生の問題が全部、自分の担当業務になってしまいます。

大事なのは、問題を罰だと思わないこと。

問題は、今のやり方を見直す材料にはなります。

自分を責めるために問題を見るのか。それとも、次の選択に役立てるために見るのか。

同じ出来事でも、その後の展開は変わっていきます。

3. 感情をなくそうとしない。感情に人生の運転席を渡さない

5次元意識という言葉から、いつも穏やかで、怒らず、恐れず、誰に対しても愛に満ちた人を想像することがあります。

それはそれで素晴らしいのですが、人間として生活している以上、感情は出てきます。

腹も立つ。
悲しくもなる。
不安にもなる。

誰だって、頭では理解していても、感情が先に走ることはあるでしょう。

問題は、感情が湧くことではありません。

怒りが湧いた瞬間に相手を攻撃する。
不安になった瞬間に、まだ起きてもいない未来を確定させる。
寂しくなった瞬間に、本当は望んでいない人間関係にしがみつく。

こうして感情にハンドルを握らせてしまうことです。

感情は、自分の状態を知る手がかりになります。

不安を感じたら、「私は何を失うことを恐れているのだろう?」

怒りを感じたら、「何を侵害されたと感じたのだろう?」

悲しみを感じたら、「本当は何を大切にしたかったのだろう?」

そうやって、自分の内側を調べてみる。

ただし、不安を感じたからといって、必ずしも自分が間違った前提に立っているわけではありません。危険を察知している場合もあります。

感情を無視するのでも、崇拝するのでもなく、情報として受け取り、自分で判断する。

感情は大切な乗客ですが、運転手まで任せる必要はありません。

4. 他人を自分の思いどおりにしようとする仕事を辞める

人間関係の悩みには、ある共通点があります。

相手に、自分の期待どおりに動いてほしい。

わかってほしい。
謝ってほしい。
変わってほしい。
自分と同じ考え方をしてほしい。

そして相手が期待どおりに動かないと、こちらの脳内では緊急会議が開催されます。

議題は「なぜ、あの人はこうなのか」。

参加者は自分一人。
開催時間は数時間から数日。
場合によっては数年間、定例会議が続きます。

そろそろ閉会してもいいのではないでしょうか。

5次元的な視点では、自分と他人の違いを、優劣だけで判断しなくなります。

自分には自分の価値観がある。
相手には相手の事情がある。

理解できない人がいてもいいし、同意できない人がいてもいい。

相手を尊重することと、相手の言動を許容し続けることも別の話です。

自分とは合わない人から距離を取ることもできる。
必要なことは伝えてもいい。
交渉してもいい。
関係を終わらせてもいい。

すべての人と仲良くすることが、意識の高さの証明ではありません。

他人の人生を管理する仕事から退職し、自分の人生の経営に戻ること。

それだけで、ずいぶん自由になれます。

5. 幸せになる条件を、いつまでも未来に置かない

「もっとお金があれば安心できる」
「成功したら自信が持てる」
「理想のパートナーが現れたら幸せになれる」

私たちは、幸せになるための条件を次々と設定します。

しかも、ひとつ達成すると、次の条件が登場します。

月収が増えたら安心するはずだったのに、今度は貯金額が気になる。
仕事が軌道に乗ったら自由になるはずだったのに、今度は仕事を失うことが怖くなる。

これでは、幸せの入居審査がいつまでたっても終わりません。

もちろん、お金は大切です。健康も、住まいも、人間関係も大切です。現実的な問題を解決することと、内側の充足を育てることは、対立しません。

ただ、外側の条件が整うまで、自分が幸せになることを全面的に保留しなくてもいいのです。

今できることを楽しむ。
自分が本当に望んでいることに時間を使う。
必要な仕事をする。
お金の流れを整える。
嫌なことには、できる範囲でノーと言う。

未来の結果を保証できなくても、今の選択はできます。

ここでいう「今ここに生きる」は、未来の計画を立てないことでも、現実的な努力を放棄することでもありません。

未来を考えながら、今を犠牲にし続けないということです。

人生の結果が自分の価値を決めるのではなく、自分の価値を知ったうえで、人生の結果をつくっていく。

この順番の違いは、思っている以上に大きいのです。

5次元意識は、どこか遠くにある世界ではない

ここまで読んで、「結局、5次元意識って考え方の問題なの?」と思った方もいるかもしれません。

私の捉え方では、そうです。そして、考え方だけにとどまらず、日々の選択や行動にまで変化が現れてくるものです。

ただし、5次元という言葉を、科学的に確立された意識の分類として扱っているわけではありません。ここでは、自分と現実との関係を見直すための視点として使っています。

特別な能力を手に入れることでも、ネガティブな感情を卒業することでも、誰よりも高い場所へ昇ることでもありません。

5次元に移行しましたとか、3次元にまた帰ってきましたとか、そんなものはないです。

不安になっても、一瞬自分を見失なってもすぐ戻れる。
問題が起きても、自分を罰しない。
他人が思いどおりにならなくても、自分の人生に戻る。
結果が出る前から、自分の望みを大切にする。

そんな選択を、日常の中で少しずつ増やしていくことで、5次元の視点で3次元の日常を送っていくことが可能になります。

そして、ここで一つ、忘れたくないことがあります。

意識が変わったからといって、現実が必ず思いどおりになるわけではありません。けれど、現実が思いどおりにならないときの自分まで、以前と同じでいる必要はないのです。

相手を変えることはできなくても、自分の対応は選べる。

過去を変えることはできなくても、過去にどんな意味を与えるかは見直せる。

すべてをコントロールできなくても、自分の人生の主導権を取り戻すことはできる。

私は、この感覚を大切にしています。

宇宙のどこかにある5次元へ引っ越す前に、まずは地球上の自分の暮らしを、自分の手に取り戻す。

そのほうが、ずっと実用的です。

そしてハッピーです。

5次元意識でいると、結果、ずっと良いことしか起こりません。

なにしろ、物事の捉え方自体が完全に変化したのですから。

さて、今日あなたが変えられるのは、目の前の現実でしょうか。

それとも、現実に対する自分の立ち位置でしょうか。

答えは、いつも壮大な宇宙の彼方にあるとは限りません。

案外、次のひと言や、今日ひとつ断ることや、自分を責めるのをやめることの中にあるのかもしれません。

Makiko

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