皆様こんにちは。
石垣島のMakikoです。
今日は私のスピリチュアルの土台になったもののお話をしたいと思います。
よく、ヨガが基盤になってるのですか?と聞かれることがあるのですが、違います。
私がヨガよりずっと前からやっていたことに
『コンテンポラリーダンス』というのがあります。
コンテンポラリーダンスって、何を意味してるのかわからない、変なダンスっていう印象がおありの方も多いのではないでしょうか?
はい、あの意味不明の難解な哲学めいたダンスです。
その中でもいろんな種類がある、というより、人の数だけ違うコンテンポラリーダンスがあるので、こんな感じというのを一例だけ挙げて説明はできないところがあります。
あれは多分自分がやるのが面白く、私も劇場で観客として見て心から感動したコンテンポラリーダンス作品というのは今までで1つしかなく、ダンスはその瞬間の空間芸術で消えてなくなって余韻だけが残る、というところも好きです。
その1つのダンス作品が海外へ行くきっかけになるぐらい鮮烈な舞台だったのですが、狭かった私の世界の箱から脱出する一つのきっかけになってくれました。
見てて面白いと思うのはほぼ無かったコンテンポラリーダンスではありますが、コンテンポラリーダンスのクラスを受けて面白くなかった経験は1度もありません。
例えば、寝ている状態から10分かけて立って、また立ってるところから10分かけて寝る、みたいな練習です。
こんなことやってて自分の健康や将来の就職に何かメリットがあるのか?といえば全くないですが(笑)、実際生身の身体を使って色んなセンサーを呼び起こしていくというか、『身体一つでどこまで遊べるか』みたいな実験が主な稽古内容で、スピリチュアルでよく言われる『今ここ』『ただ存在すること』『ありのまま』『呼吸』『重力と無重力』と言ったキーワードを教室で何回も耳にしていました。
頭でイメージしている動きを身体で表現しようと思たら(現実化)、結構時間はかかるということ。
身体で表現するためには筋力と体力が必要なので、基礎的なトレーニングと身体の調整は必須だということ。
といったすごく現実的な作業が、スピリチュアルでいう『グラウンディング』ということなのだと思います。
ヨガは、踊る準備とアフターケア、ぐらいの位置付けで始めて、スピリチュアルの世界に足を踏み入れたのは私の人生史上では10年ちょっと前、とごく最近です。
時期的にはレイキを習った頃なのですが、ちょうどダンスの世界を離れて、全然違うことを始めたい、と思っていたところでした。
ダンスで食べていこう、というつもりは毛等なくただ好きで続けていただけなのですが、あまりにも好きだったので、たくさん公演を見に行ったり、色んなダンサーと知り合いになったり、情報をかき集めたりしているうちに、目が肥え過ぎてしまい、その肥えすぎた目から自分を見るともう恥ずかしすぎて踊れなくなっていた頃でした。
自分が頭でっかちな厳しいダンス評論家になってしまったが故に、誰に批判された訳でもなく勝手に自滅していったこの体験から、次に新しく始めることは、できるだけ外の情報を集めず、スクールへ通ったり本を読んだりという形の勉強をせず、同業者っぽい人たちと極力関わらずにやっていこう、と思いました。
学んだといえば、ライタリアンのアチューンメントが多分唯一スピリチュアルっぽいことなので、今流行りのスピリチュアルに関するお客様からの質問はその質問自体がわからない時もあり恥ずかしい思いをすることもあります。(笑)
でも、この『あんまりよくわからない』ということによって凄く救われてることが一杯あるんです。
情報をたくさん集めて、頭でっかちになると(=頭にエネルギーが行き過ぎると)、足元が浮いて転んでしまうので、スピリチュアルに関しては、ですが自分の人生と身体で学んだことの方を大事にしていきたいなと思います。
ちょっとスピリチュアルに興味を持ち始めてから、疲れやすくなったというか、体力無くなったと感じることがあったのですが、イマジネーションとか意図とか宇宙とかの方へ行き過ぎて、実際の身体のトレーニングをおろそかにしていたからのように思います。
本当にアセンション症状の方もいるかもしれませんが、私の場合は単なる運動不足かな、と反省してます。(笑)
最近は、そうそうこの筋肉痛!っていうのが凄く嬉しいというか、懐かしいというか、、、、
身体性の回帰みたいなのを味わっているところです。
とはいっても、またダンスをやりたいとは思いません。
ダンスを始めたのは、昔は大人しくてあまり喋れなかったので、その代わりダンスで表現したいと思って始めたのですが、今は思ってることが言えない、ということがほぼ無く(笑)、私の中で踊る必要がなくなってしまったからです。
その代わり、今度は今までのようなスピリチュアルへの取り組み方とはまた全然違った方法で、新しく挑戦しています。
多分人から見れば、同じことをずっとやっているように見えるかもしれませんが、自分の中では全然違う、というような。
シフトってそういうことなんでしょうね。
Makiko