唐突ですが、今この文章を読んでいるあなたの「手」、どんな形をしていますか?
迫り来るタスクや現実をねじ伏せようと、パソコンのマウスを握りつぶさんばかりに力が入っているでしょうか。
それとも、スマホを握りしめたまま「誰か私をここから救い出して……」と、
幽霊のように力なく脱力しているでしょうか。
世の中の人間は、油断するとすぐに二つの極端な「絶望的ポーズ」に分かれてしまいます。
それが、眉間にシワを寄せた「孤独な自立」という名の武装と、
口を開けて待っている「依存」という名のブラックホールです。
監査対象その1 : 武装した「ハゲタカ自立」
まずは「私は一人で生きていけます」「誰にも頼りません」と、肩にバキバキに力を入れているそこのあなた。
当監査室では、それを自立とは呼びません。宇宙に対する「威嚇(いかく)」と呼んでいます。
この状態の人は、世界を基本的に「敵」だと思っています。
「自分が戦って、奪い取って、勝ち取らなければ、何も手に入らない」という恐怖がベースにある。
だからエネルギーが完全にハゲタカかハリネズミのようになっています。
何か良いものが向こうからやってきても、そのガチガチに尖ったトゲで刺して追い返してしまうのです。
監査対象その2 : 口を開けた「クレクレ依存」
一方で、「私には何もありません」「誰か私を満たしてください」とぶら下がる人たち。
こちらはただのスピリチュアル迷子、あるいはエネルギーの不法占拠です。
いくら外側から愛や言葉を注いでもらっても、本人の器の底が抜けているので、一瞬で蒸発します。
そしてまた「次のメッセージ」や「次のパワースポット」を探して彷徨うことになる。
これは受け取っているのではなく、単に他人のエネルギーを「吸い取っている」だけです。
エネルギーは「隙間」にしか流れてこない
ガチガチに握りしめたその拳には、1万円札も、最高のパートナーシップも、極上の喜びも、
1ミリも入り込む隙間はありません。
奪おうとする手は閉じており、依存する手は震えています。
どちらも、本当の意味で「世界を信頼して、
両手をひらく」ということを、恐怖のあまり拒絶している点では完全に同罪なのです。
今、私たちが移行するべきなのは、そのどちらでもない全く新しい、そして本来の王道のステージです。
受け取れる自分で、生きていく。
奪うのではなく、受け取る。
依存でもなく、孤独な自立でもなく。
満ちているから、愛される。
満ちているから、お金も、喜びも、自然に流れてくる。
「満ちている」という静かな降伏
「満ちる」というのは、外側から何かを必死に詰め込んでパンパンにすることではありません。
そうではなく、「あぁ、最初から私は、世界から全肯定されてここに存在していたんだな」と、
降伏(サレンダー)することです。
あなたが自分の人生の「主権(Sovereignty)」をきっちり握り、静謐な池のように深く落ち着いているとき。
あなたの存在そのものが磁石のようになり、必要なものは、
向こうから勝手に列をなして滑り込んできます。
あなたが必死に追いかける必要なんて、最初からなかったのです。
「私が頑張らなきゃ」を諦めるのは、最初はちょっと怖いかもしれません。
でも、その震える拳をゆるめて、手のひらを上に向けてみて、ということです。
驚くほど自然に、贅沢な流れが注ぎ込み始めますから。
戦うだけの孤独な自立にも、終わりなきおねだり人生にも、もう飽き飽きしていませんか?
そろそろ、ただそこにいるだけで全てが流れてくる、ステージへ、一緒に移っていきましょう。
Makiko
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