最近、
「もう学ばなくていい気がするんです」
そう言われることが増えました。
それは投げやりな意味ではなく、
むしろ、とても静かな確信を含んだ言葉として。
スピリチュアルの本も、講座も、セッションも、
それなりに受けてきた。
気づきも、癒しも、体験もある。
なのに、どこかに残る
わずかなズレのような感覚。
前に進めないわけではない。
でも、進みきれていない気もする。
この感覚は、
「まだ足りない人」に起きるものではありません。
もう十分やった人に訪れるものです。
学びの初期には、
答えは外にあります。
誰かの言葉に励まされ、
誰かの体験に自分を重ね、
少しずつ視野を広げていく。
でも、ある地点を越えると
外からの答えは
なぜか、しっくり来なくなります。
新しい情報を得ても
高揚感が長く続かない。
「なるほど」と思っても
現実が大きく変わらない。
それは、
あなたの感度が鈍ったからではなく
内側の精度が上がったからです。
この段階に来ると、
必要なのは「覚醒」ではなく
再調整です。
魂の声が聞こえないのではなく、
日常のノイズと
ほんの少しズレているだけ。
方向音痴になったのではなく、
羅針盤が
しばらく使われていなかっただけ。
多くの人は
この時期を「停滞」と勘違いします。
でも実際は、
次のフェーズに入る前の、静止です。
私は、
人生を劇的に変えるワークショップや商品には
あまり興味がありません。
その場では変わった気がして、
数ヶ月後に元に戻る。
そんなことを、何度も見てきたからです。
それよりも、
選択に迷わなくなること。
自分の感覚を疑わなくなること。
説明しなくても、立っていられること。
そのほうが、
ずっと現実が変わります。
変わろうとしなくても、
自然に、整っていく。
もし今、あなたが
「次に何をすればいいかわからない」
と感じているなら。
それは
進む準備ができていないのではなく、
進み方を思い出す段階に来ているのかもしれません。
魂の羅針盤は、
新しく手に入れるものではありません。
静かに、
もう一度、使い始めるだけ。
その感覚が
どこかに残ったなら。
また、ここに戻ってきてください。
タイミングが合うときは、
理由より先に、感覚が動きます。
Makiko


