こんにちは、Makikoです。
今日は、「スピリチュアルなお仕事をしているのに、どこか心が晴れない」もしくは、「スピリチュアルな仕事を始めたいのに、そのイメージに抵抗があって思い切ってできない」
という方のために、心の持ち方をやさしくシフトしていくためのヒントをシェアしたいと思います。
スピリチュアルに限らず、どの仕事も仕事である以上”人助け”的な要素はありますから、「自分の仕事に葛藤がある」と思われる方々へのメッセージとなれば幸いです。
実は、私自身も長い間、同じような葛藤を抱えていますし、たぶん私の性格的に完全に葛藤がなくなることはないかと思います。笑
「この仕事は本当に人の役に立っているのだろうか?」
「クライアントさんを依存させてしまっていないだろうか?」
「自分もどこかでスピリチュアルに依存してる気がして恥ずかしい……」
そんなふうに感じて、自分の仕事を隠したくなったり、やめたくなったりしたこともあります。
けれど今は、少しずつ心の視点を変えることで、この仕事に対して前よりもずっと健やかで、しなやかな感覚を持てるようになってきました。
そのプロセスで特に大切だなと感じたことを、今日はご紹介します。
「依存を生む」ではなく「自立を支援する」視点へ
まず大前提として、スピリチュアルなお仕事には「クライアントが依存的になるかもしれない」という側面がつきまといます。
ですが、これは一つの誤解でもあります。
私たちの役割は、クライアントさんを“助けてあげる”ことではなくて、
「クライアントさんが自分自身の内なる力に気づいて、自立の道を歩めるようにサポートすること」。
つまり、セッションは“手を引いて連れていくもの”ではなく、“自分の足で立つ準備を応援する場”なんです。
たとえば、小さな子どもが自転車に初めて乗るとき。
最初は後ろを支えてあげるけれど、最終的には手を離して、自分でバランスを取って進んでいく。
その姿を見守るのが、私たちの役目なんです。
この視点に立つと、
「私がいなくちゃこの人はダメになる」といった罪悪感や、
「コントロールしてるようで気持ち悪い……」
という羞恥心が、ふっと軽くなると思います。
「スピリチュアル業界」全体ではなく「あなた自身」に焦点を当てる
よく聞くのは、『スピリチュアルは好きだけど、スピリチュアル業界が嫌い』。
これは、今からこの仕事をやっていきたいと思っている人が周りの目を気にしてそう思うことがある、というだけでなく長年やってきている人にもあるかもしれない悩みです。
はじめはみんなが凄い人のように見えたし、自分にはない能力を持っている人に憧れたり、色々な講座を受けたりコミュニティーに入ったり、、、そのうちコラボのお誘いなども来て。。。
でも、いざやってみると結構濃すぎる人もいて、スピリチュアルなリーダーに落胆したり。
しかし自分も、傍目からはその業界の一員で、同類項に括られてると思うのだけど、一緒くたにはされたくない。。。
大事なのは、「業界」ではなく「あなたの在り方」に焦点を戻すこと。
“外の世界”を見すぎて、自分の軸が揺れている状態だよ、というサインなだけです。
大切なのは、他人のスタイルやSNSでの発信に惑わされず、
「私はどんなスピリチュアルを大切にしているのか?」
「私にとって本当に心が喜ぶ関わり方は何か?」
に戻ること。
どんな仕事も、どんな世界も、光と影があります。
政治界、芸能界、マスコミ界。。。
業界、と括ってしまうとあまりいい印象を受けるようなニュースが流れてくることはありませんが、一人一人見てみると、その人なりに精一杯やってる人ばかりです。
スピリチュアルの世界も例外ではありません。
でも、あなた自身が“光”として在れれば、その存在が誰かの道しるべになります。
あなたはひたすら、あなたのろうそくの灯火が消えてしまわないよう、灯を灯し続けることに専念しましょう。
「自己受容」を通じて、自己肯定感を育てる
「自分を受け入れること」はすべてのスタート地点です。
私たちは、つい“ちゃんとしている自分”しか認めたくなくて、「弱い部分」「ドロドロした感情」「矛盾を抱える心」なんかを見ないようにしてしまいます。
でも、その“見たくない部分”にこそ、あなたの宝物が眠っていると思います。
「罪悪感がある」 「自分も依存してしまうことがある」 「他人を見て、イライラしたり嫉妬したりする」 そんな感情も、「ああ、わたしってこういうふうに感じるんだね」とただ見てあげる。
そうすると、不思議なくらい心がほどけてきて、安心して今ここにいられるようになります。 それが、揺るぎない自己肯定感につながっていくんです。
しかしこの、『ただ見てあげる』というのが、一番難しいんです。
人間の脳は、ネガティブなものは危険なので『除去』『消去』すべきだ、と躍起になって戦う癖があるからです。
。。。そうではなくて、そこに置いていて良いんです。
いじらなかったら、大爆発しません。
ネガティブ完全抹消という幻想を追いかけるのではなく、ゆるく『共生』を許してあげてみて下さい。
もしずっと原因不明の体調不良が続いている、、、というなら、完璧主義を手放すだけで、回復することがあります。
スピリチュアルな仕事を始めたいのに、もしくは既にしているのに何処かモヤモヤしてしまう
……いいんです、別に。
逆に自信がありすぎる方が、怖いです。
あなたは、クライアントを依存させているわけじゃない。
あなたは、スピリチュアル業界の代表じゃない。
あなたは、完璧じゃなくていい。
そしてなにより、あなたは、ここにいるだけで価値がある存在なんです。
この優しい視点を、自分自身に向けてあげることから、すべては始まると思います。
Makiko