地に足をつけるとは「現実に妥協する」ことではない
霊性の道を歩んでいくと、多くの人が一度は経験することがあります。
それは、「地に足がつかない」という感覚。
まるで宙ぶらりんのまま、現実世界と自分の意識が乖離してしまうような状態。
「この世界にはもう居場所がないように感じる」
「現実が重たくて、魂の光と合わない」
「高次の存在とはつながっても、生活がうまくまわらない」
などなど。。。
地に足をつけるとは、「現実に妥協する」ことではない
スピリチュアルな目覚めのプロセスでは、私たちはしばしば“上昇”に惹かれます。
より高く、より清く、より純粋に。
けれど、それが極まると、現実や身体とのつながりが希薄になります。
だけど、真の霊性とは、
この世界や身体を拒むことではなくーーー
大きい宇宙の方だけではなく、小さい宇宙の方も、同等に愛しながら存在すること。
魂の成長は、ただ光へ向かうだけでなく、
無意識の深層にある“根”へと降りていくことでもあるのです。
肉体がアセンションしていくにつれ、ハイヤーセルフがディセンションします。
よりハイヤーセルフがディセンションすることで、さらに肉体がアセンションしていくのです。
グラウンディングとは、エネルギーを「落とす」こと。
私たちの魂の光を、身体という神殿を通じて、この地上に「実現」させることです。
ですから、グラウンディングとはスピリチュアルと切り離された概念ではなく、
むしろ、霊性の土台そのものなのです。