グラウンディングとセンタリング

グラウンディングとセンタリング

立った姿勢で行うヨガのポーズは、すべてグラウンディング力強化に役立ちます。

今回は特にわかりやすい『山のポーズ』で解説していきます。

 

両足を少しパラレル状に開き、でーんと立ちます。

 

自分があたかも山であるような、もしくは雄大な山を目の前にして立っているように

イメージします。

 

足の10本の指で、浮いてる所はないでしょうか?

出来れば指の隙間を空けるように大きく開いて、大地をつかみます。

 

そして、親指の付け根、小指の付け根、かかとを大地にしっかり押し、大地から返って来る

反発を感じます。

 

両足の裏から根が出て、どんどん地球の中心に向かって伸びて行くのをイメージします。

地球のマグマにまで到達した根をマグマにクルクルクルと括り付けます。

 

一息吸った時に、地球の中心から、エネルギーを吸い上げてきて、自分の体内に取り込みます。

 

吐くときは、自分の中で、もう不要になったもの、心配事やストレス等を大地にお返ししていきます。

 

その吸う息吐く息を通して、大地としっかりつながります。

これがグラウンディングです。

 

 

その呼吸を続けながら、身体の下から順番にチェックして行きましょう。

 

土踏まずを上に引き上げます。

太ももの隙間は少し開いていますが、その間にブロックを挟んでいるようにイメージします。

内股の引き締めを感じることで、O脚の改善にもなります。

 

では、もう少し上に上がって次はお腹です。

若いときに買ったジーパンを履いて、前のチャックを下からグイッと閉める動作をしてみましょう。

閉まりましたか? チャックではなくて、下腹部が、です。

 

専門的には、『ムラバンダを閉める』という表現をしますが、これは骨盤底(会陰部)を締めて

上に引き上げるという意味です。

 

ヨガのすべてのポーズは、ムラバンダを意識して行います。(意図的にムラバンダを緩める事もあります)

妊婦さんには、ムラバンダをゆるめる事で出産時に役立ったり、

産後の尿失禁の予防にもなります。

 

お腹を引き上げた事により、もし肩や胸が一緒に上がったり、力が入ってしまった方は

ふ~っと吐く息と共に力を抜いて下げます。

 

顎は下がりすぎず上がりすぎず、顎のラインが床と並行になるようにします。

 

 

目線は鼻先を見ます。

目線がキョロキョロすると、心も一緒に動くので、ヨガのすべてのポーズは、

目線の位置が決まっています。

 

両肩が前に来ている方は、くるっと1回前から後ろに回します。

両手に重りがついているようにイメージすると、両肩が自然にさがります。

 

頭頂から長い髪の毛が1本天に向かって伸びて行くのをイメージし、宇宙の果てに括り付けます。

これがセンタリングです。

 

もし余裕があれば、鼻だけではなく、全身の毛穴で呼吸をしてるようにイメージしてみましょう。

何回か繰り返すと、自分の皮膚と隣接している空気の境目がなくなってくるような、

空気に溶けていって宇宙と一体化するような感覚になります。

 

『山のポーズ』一つとっても、いろいろ気をつける所があって忙しいですね。

それでいいのです。

 

身体の細部に意識を向けている間は、その他の日常生活の心配事などをしているヒマがありません。

いつも置き去りになっている身体を、これほどまでに集中して見てあげると、

身体が喜ぶのです。

だから、ヨガをやっている人は若々しく見えるのです。

ヨガを始めた年齢の若さをずっと保つ、とも言われています。

今からでも決して遅くありません。

1日1ポーズからでも、ヨガを生活に取り入れてみませんか?

 

全く初心者の方は、3つのバンダのコントロールの仕方や、目線の位置など、本からだけ学ぶのは

難しいので、ヨガ教室で先生に習うのが一番です。

自分にぴったりの先生を見つけるのも楽しい作業です。

 

あなたの先生は、自分では気づかないあなたの身体をチェックし、たまには叱ったり励ましたり

しながらあなたの成長を大事に見守ってくれます。

 

そうやって、先生の愛を受け取ることによって、教室を出た後に、

今度は自分が家族やパートナーに、

その愛を受け渡していく心の余裕ができるのです。

そしてその先生は、案外身近にいるものです。

 

あなたの心の準備ができた時に、先生は現れます。

もしくは、気づくと言った方が近いかもしれません。

 

楽しいヨガの旅を!

 

Makiko