母の傷の癒やし〜女性性の癒やし

前回の続きです。

「母の傷」を理解し癒していくためには、「個人的な母」と「元型的な母」を区別することが不可欠です。

この区別ができないままでは、私たちは延々と母親やその記憶に囚われ、感情的な自由を取り戻せなくなってしまいます。

母の傷というと、「自分の母親との関係の中で受けたトラウマ」だけを思い浮かべるかもしれません。

けれど、それはほんの一部にすぎません。

母の傷とは、もっと広く、人類の集合的無意識に刻み込まれている“母という元型的イメージ”から生じる痛みでもあるのです。

「母から本当に愛されることを、まだどこかで待ち続けている」。


そんな感覚を持っている人は少なくないはずです。

大人になっても、家を出ても、独立しても、心の奥で「母の承認がなければ私は完全ではない」と感じてしまう。

これが、母の傷がつくり出す“心理的な隷属”の姿です。

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