私たちはある地点まで来ると、「これまでの霊的成長では満たされない」という静かな違和感に気づきます。
それは「もっとすごい力を得たい」という欲望ではなく、
もっと本質的に“わたし”として生きたいという、魂の深層からの呼び声です。
「次のステージ」の本質とは
あなたの魂は、最近そっと囁いてきませんか?
「もう、ここじゃない気がする」
「何かが終わったような気がする」
「でも、次がまだ見えない」
そんな漠然とした違和感や、言葉にならない内なる静けさ。
それこそが、魂の呼び声
——次のステージへの招待状かもしれません。
スピリチュアルを学び、癒しの道を歩み、内側に深く潜ってきたあなた。
もう、ある程度のことは知っているし、できるようになってきた。
人のエネルギーも読めるし、空間も整えられるし、感情の処理も上手くなった。
それでも、心の奥に広がる静かな飽和感。
これは、怠けでも停滞でもなく、「魂が別の次元を欲し始めた」サインです。
以前のように、知識を集めたり、新しいメソッドを学んだりしても、
心がもう、動かない。
憧れや比較も薄れて、「私には何が残るの?」と、ふと立ち止まる。
それは「拡張」から「統合」へと、あなたの霊性のフェーズが変わろうとしている証です。
もう、“何者かになろう”としなくていい。
“私という宇宙”を信じて、そこに深く根を張る時期がきたのです。
霊性を高めるとは、もっと特別な何かを得ることではありません。
むしろ、余分な装飾を脱ぎ、魂の素肌でこの地上を生きること。
足すことではなく引いていくことなのです。
ハイヤーセルフとつながるとは、非日常のビジョンを追いかけることではなく、
この瞬間をどれだけ誠実に、どれだけ愛を持って、在ることができるかということ。
あなたの霊性は、あなたが朝コーヒーを淹れるその手つきにも、
人と話すときの言葉の選び方にも、滲んでいます。
「次のステージに進む」とは、
どこか別の世界に行くことではなく、
“自分の真実を隠さずに生きる”という、勇気ある選択のこと。
その選択は、静かでありながら、人生を大きく変えます。
本当はもう終わらせたい関係を手放すこと
自分を偽ってまでやっていた仕事や役割を降りること
怖れからではなく、“愛から選ぶ”という生き方に切り替えること
そうした一つひとつの選択の中で、
あなたはすでに、次のステージを「生き始めて」います。
あなたの中に、最近芽吹いてきた小さな“NO”の感覚、ありませんか?
「これはもう違う」
「私はもう、これではない」
その声を、どうか置き去りにしないでください。
それは魂の中心から立ち上がる、生命のリズムです。
今この瞬間も、宇宙は、あなたという存在を通して“愛と真実のフィールド”を広げようとしています。
でもそのためには、まずあなた自身が、自分の中心に帰ること。
他者の期待や役割を脱ぎ捨て、「私である」ことを選び直すこと。
それが、次の霊性の扉を開く鍵です。
“自分の心に嘘をつかない”こと。
それだけで、見える世界が変わりはじめます。
そしてもし、今のあなたにまだ答えが見えなくても、全然大丈夫でそれは当然なことなのです。
なぜなら、次のステージの景色は、あなたが次に「選ぶこと」で開かれていきます。
正解が何処かにあるのではなく、あなたの波動が正解を創るのです。
だからこそ今は、「誰かの正解」より、
“あなたの違和感”を信じてください。
違和感は、魂からのラブレター。
正しさではなく、やわらかな真実へと導く道しるべ。
それを受け取るあなたは、すでに光の主権(ライトソブリン)を生き始めています。
Makiko Kurata
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