チューニングフォーク(音叉)は、「波動がなぜ共鳴するのか」を一瞬で理解させてくれる、物理と意識の橋渡し役です。

[音叉A] 空気・場(波) [音叉B]
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Aを鳴らす Bは触れていない
(振動している) (でも鳴り出す)
ここで起きていることは、とてもシンプルです。
音叉Aを叩くと、一定の周波数で振動します。
その振動は、空気という「場」を通して波として広がります。
重要なのはここです。
音叉Bは、Aとまったく同じ周波数に“調律されている”。
すると──
外からエネルギーを与えられていないのに、
Bの内部構造が「これは自分のリズムだ」と反応し、
眠っていた振動が立ち上がります。
これが共鳴(レゾナンス)です。
ポイントは3つだけ。
1つ目。
波動は、押しつけられて伝わるのではない。
一致したときだけ、自然に立ち上がる。
2つ目。
共鳴は“同調”であって“努力”ではない。
音叉Bは頑張って鳴っていません。ただ、合っていただけ。
3つ目。
一致していない音叉は、何も起きない。
隣にあっても、周波数が違えば沈黙したままです。
これを人・意識・場に置き換えると、構造は同じになります。
・言葉
・感情
・在り方
・空間
・仕事
・人間関係
これらはすべて「波動」を持っています。
誰かの言葉に
「なぜか涙が出る」
「説明できないけど安心する」
「急にスイッチが入る」
それは説得されたのではありません。
あなたの内側の音叉が、同じ周波数を検知しただけです。
逆に、どれだけ正論でも、どれだけ美しい言葉でも、
波動が合わなければ、何も起きない。
これは拒否という訳ではなく、物理現象です。
今日できるチューニングは、これだけです。
・正しい言葉を探すより
・影響力を持とうとするより
『自分の音叉を澄ませる』
具体的には
「力が入っていない状態で、本音を言葉にする」
「安心している身体感覚を基準に選択する」
「無理に響かせようとしない」
澄んだ音叉は、勝手に共鳴を起こします。
音は、声高に呼ばなくても届く。
共鳴とは、操作ではなく現象です。
そして現象は、いつも正直です。
世界は騒がしいですが、
本当に伝わるものは、いつも静かに鳴ります。
Makiko
まだ言葉にできない痛みや違和感を抱く、感受性の高い人たちへ


