スピリチュアルの世界において「宇宙とつながる」ことは、よく語られるテーマです。しかし、実際のところ、宇宙とつながるだけでは不十分です。なぜなら、私たちは「人間として地球に生まれてきた」存在だからです。
地球は、学びと体験の星です。
この物質世界という“重さ”のある環境で、五感や感情を通して成長することが、魂の意図であり、宇宙的な学びでもあります。そのため、「宇宙とつながる」ことと同時に、「地に足をつける」ことも、私たちにとっては非常に大切なのです。
スピリチュアルの落とし穴
「上昇志向」だけの危うさ多くの人が陥るのは、「上に行くこと=正しい」という幻想です。より高い波動、高次の意識、アセンション……こうした言葉に惹かれて、「今ここ」の地上のリアリティをおざなりにしてしまう傾向があります。
しかし、あなたの魂は、「あえて地上での体験」を選んでいます。たとえば、感情の浮き沈み、人間関係の葛藤、肉体的な制限や痛み、社会的な制約……これらすべてが、魂の成長のためのギフトです。
上にばかり行こうとして、地に足がつかなくなってしまうと、スピリチュアルな力は逆に不安定さを増し、現実逃避や分離感を生むことになります。大切なのは、「宇宙的視野」と「地上的行動力」のバランスなのです。
宇宙と地球、両方とつながる生き方本当の意味で宇宙とつながるとは、自分の中に「宇宙の叡智」と「地球のリズム」の両方を内包していることを知ることです。たとえば、朝日を浴びるとき、大地に裸足で立つとき、自然の中で深呼吸をするとき……それらはすべて、地球との深いつながりを取り戻す時間です。
一方で、静かな瞑想や祈り、夢や直感を信じることも、宇宙とのつながりを強めます。
つまり、日常の中に「宇宙と地球、両方の意識」を持ち込むこと。これが、魂の進化を加速させ、現実の中でも奇跡を引き寄せる鍵になります。
【宇宙と地球、両方とのつながりを感じてみる】
1日の中で、地球と宇宙、両方を意識した瞬間があったら、日記やノートに書き留めてみてください。
→「私は宇宙と地球、両方の存在と共に歩んでいる」そんな感覚が、次第にあなたの中に定着していくでしょう。
誰かの“光”になる前に、自分をあかるく灯す。
Makiko Kurata yoga & healing