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目が覚めるように我に返る時

理想や憧れは、私たちが前に進む原動力となります。

しかし、本当はこうだったらいいのに、と願望ばかりを膨らませていたり、努力を放り出して奇跡を期待していると、思ったように進んでいかない現実とのギャップでフラストレーションを抱えることになりそうです。

頭の中が空想や妄想でいっぱいになると、思い込みの強さから冷静な判断ができなくなります。

現実の辛さから目を背けず、自分に嘘をつかずにいれば、今やるべきことや本当に大切なことが見えてくるはずです。

理想と現実のギャップに気づき、目が覚めるように我に返る時、というのがあります。

それは決して失望とか諦めといった後ろ向きなものではなく、視界が開け、何をどうしたいか、どうすべきかがはっきり自覚できている状態だということです。

迷いが吹っ切れ、目の前がはっきりしてくれば、自分がどの位置にいて、どこを目指すべきなのかがちゃんとわかってくるでしょう。

自分の原点に立ち返ることによって、これからの未来につながるヒントを得られそうです。

昔は良かった、と過去に執着していると、そのこだわりがマイナスとなって現在に影響することがありますが、

郷愁に浸り、そこから新たな発想を得る、といったようにプラスに活用していくこともできます。

懐かしい人や場所との再会によって、英気を養うのもいいでしょう。

自分なりの心地よい人間関係を考えるにもいい時です。

自分の頭の中だけでは暴走してしまう妄想を、周りの温かな人達がニュートラルに均してくれそうです。

Makiko Kurata