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母に感謝の気持ちが湧いた日

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昨日は、久々に美容院でヘアカラーをしてもらって気分上々のMakikoです。

そこに置いてあった雑誌を見て、恥ずかしながら初めてベッキー騒動の記事をまじまじと読んだのですが、凄いのですね、叩かれぶり。

自分以外の人を責めたくなる時は、自分の中に闘いがある証拠。

私も最近、ひとつ自分の中の小さな闘いが終わった体験がありました。

 

みなさんは内観療法というのをご存知ですか?

内観療法は、吉本伊信が開発した自己探求法です。

静かに座って、過去から現在までに特に深く関わった人の中で、自分がどのような在り方をしたかを調べていく自己観察法です。

通常は7日間泊まり込みで指導者の元で行われるようですが、7日は不可能なので、1時間だけ試しに家でしてみました。

観察内容は、父と母に(もしくはそれに代わる養育者に)

 

『してもらったこと』

 

『して返した事』

 

『迷惑をかけた事』

 

の3つです。

 

本来7日間→1時間という超短縮オリジナルバージョンですが、それでも結構気づきがあって。

 

うちの母は、昔から何でも私のやりたい事に反対する人で、私の事あまり好きではないのかな、って思っていました。

特に、大学受験のとき、私は大阪芸大の舞踊学科に行きたかったのですが、あまりにも反対されたので余計やる気が沸いてしまい、高2から始めたクラシックバレエでしたが、先生に

『Makiちゃんはスタートが遅いからちょっと不利やけど、芸大は痩せてたら入れるから、痩せ。』

と言われて食べないダイエットをし、無事合格しました。

 

しかし、合格したら気が済んでせいせいしたので、結局芸大には行かずに家から最寄りの家政科に行ってしまいました。

 

過激なダイエットによりその後2年間生理が止まった、という以外は結構楽しいダンスサークルを満喫した短大生活でした。

あのまま芸大に行っていたら、少々感性の古い感じのダンスを朝から晩まで4年間踊らされてたと思うと、ぞっとします。

 

しかし、この出来事は結構長い間引きずっていて、いつの間にか『母は何でも私がやりたい事を反対する』という思いが脳裏に焼き付いてしまいました。

 

が、今回の内観でよくよく思い出してみると、賛成してくれなかったのは他に

 

1、私が進研ゼミの赤ペン先生になりたいと言ったとき。

2、私がミュージカル女優になりたいと言ったとき。(あんた音痴やん、といって流された)

 

この計3つだけでした。

 

他の事は結構何でも賛成してくれてたなあ、と感謝の気持ちが湧いてきて。

いじめっ子からも守ってくれたし、お迎えにも時間通りに来てくれてたし。

そして、本当に反対してくれて良かったわ、とも感謝の気持ちが湧いて来ました。

 

父はサラリーマンでしたが、一時ちょっと元気がなく、

『おれはあんな会社辞めて、お好み焼き屋になる』

と言っていましたが、しばらく母に完全にシカトされてました。

父はどう見てもお好み焼き屋さんタイプではないでのす。

今はもう定年退職し、退職前からはじめた趣味の詩吟がうまくなりすぎて、詩吟の先生をしています。

 

お母さんってやっぱり凄いわ(≧y≦*)

 

と感謝できた内観療法でした。

 

一人一人の心の中の闘いが早く終結して、外に闘いの現象を生み出さずに済みますように。

Makiko