アメリカ大陸横断の旅17 カナダのルイーズ湖

1

さて、次に訪れたのは、ルイーズ湖。
湖の青さに、吸い込まれそうになります。
たどり着いたのが夕方3時だったのですが、せっかく来たので
湖沿いから更に上に登ったティーハウスまでちょっと歩くことにしました。

 

時間が時間なので、他の観光客は、すでに引き返してきています。
その中を2人逆流するように、登っていきます。

横の崖をふと見上げると、ロッククライミングをしている何組かのカップルがいました。

かっこいいなあ~。

ずんずん歩いていきます。

が、久しぶりのハイキングで、結構キツい。
目的地のティーハウスまでついた時には、もう既に閉店。

ここでお茶を飲むのを目標に、頑張って歩いてきたのに。。。

 

無念。

 

お茶の代わりに、リスが慰めてくれました。

 

2

ドイツではこういう山小屋には必ずビールがあって、皆その一杯のビールを楽しみに
山登りするのですが、カナダ,アメリカでは、
そのビールのせいでお客さんの足元がふらついて
怪我をして訴えられたら困るので、ビールを置いてる店はないのだとか。
ほんと、お国柄だなあ。
ティーハウスの店長が、
もうちょっと奥まで歩くと、氷河が間近に見えるよ。
ここまで来たんだから、見て来なよ。すぐそこだから。

といったので、すでに棒になっている足に再気合いを入れて歩きました。

すぐそこって言ったけユウに1キロはありました。
往復2キロのエキストラじゃないですか!

だから、山男の、

”すぐそこ”

の表現を鵜呑みにしたら痛い目に合うんだ。
と、ブツブツ文句をいいながら、日もとっぷり暮れた山を背に
引き返す事に。

 

今来た同じ道のりを歩かないと、車に戻れない、
しかも刻々と真っ暗になっていってる、
と考えるだけで疲れもピークに。

ランナーズハイ状態になって、脳みそも溶けてきました。
ひたすら右足、左足、を交互に前に出すことだけに集中。

 

と、突然頭上で人間の声が。

あ、さっきのロッククライマーだ!

”ハロー!こんな暗い中大丈夫?”
と、声をかけてくれました。

”うん、大丈夫。あなた達は?”

”俺たちは大丈夫じゃないんだ。ここから、降りれなくなったから
今、ヘリコプターを呼んでもらって助けを待ってるんだ!”
あら、かっこいいロッククライマーから、哀しいロッククライマーに。。。

頑張ってね、といってお別れをし
そのまま歩き続け、ついに車までたどり着いたのは夜の9時。

心の準備もないまま、6時間のハイキングとなりました。

この日は疲れすぎて、即効眠りにつきました。
温度計を見ると、マイナス2度。

もうそろそろキャンプ生活も終わりかな。。。

 

2013年秋