リシケシュ(インド)への旅10

img_01/6早朝、ハリドワールからデリー行きの電車に乗る。

あんなに早く出たのに、時差のせいもあって、デリーのホテルに着いたのは
すでに午後5:30。
もう、1日終わってしまう。

はじめてデリーに着いた時は、おどおどしてると、
インド初めての観光客だとすぐにバレて、悪い人に引っ掛けられる、
と、ガイドブックに書いてあったので、
頑張って、堂々とした振りをしていたのを思い出す。

でもどんなに堂々を取り繕ったところで、どきどきをかくせなかったし、
絶対、インド初心者です、っていう顔をしてたと思う。

今は町中つっかけで歩き回ってるずうずうしさ。

やっぱり、経験でしか堂々さってって身につかないのね。
フリは、バレてるのよね。

1/7、朝3:00に起きてタクシーで、空港へ。
もうあとは、飛行機で座ってるだけだから、できるだけリラックスした服装で、
くつもすでにつっかけにしておいて、いらないものはぜんぶスーツケースに押し込む。

1時間遅れの離陸だったが、機内でFameというダンスものの映画を見て
感動する。
ラストシーンだけ巻き戻して3回みた。
’’朝起きた時から
わくわくしていること。
それが私の成功’’
大大感動だ!
飛行機がヨルダンに着く。
ここで乗り換えてフランクフルトへ。
のはずが、1時間おくれて飛んだので乗り継ぎに間に合わず
ヨルダンからパリ、そしてフランクフルトへ戻るはめになった。

このほぼねまき状態+つっかけのいでたちで、
おしゃれなパリの空港に降り立つのは
屈辱だったがしかたがない。

まだ映画の感動が残ってるから、少々長くなったフライトも許せる。
やっと、フランクフルトについた。
スーツケースが来ない。。。
そっかー。

まあ、そんなに大事なもんも入ってなかったよな。

まだ映画の感動が残ってるから、スーツケースなくしたぐらいでは
へこたれない。

紛失届を出して、飛行場から家に向かう電車のプラットホームへいく。

寒い!!

なんか、雪とか降ってるじゃない、この国!
なのに私のこの服装!
頭のおかしい子みたいだ。

知ってる人に絶対会いませんように。。。
とはじめは願っていたが、
そのうち、誰でもいいから知ってる人にあって、なにか上に羽織るものを
貸してほしい!と思うようになっていた。

雪道をつっかけで、家まで歩く。

主人は今、スキーへ行っていて家にいないので、
家の鍵を庭の石の下に隠しておくから、それで鍵をあけて
家に入って、と言われていた。

昼間に着く予定だったのだが、外はもう真っ暗。
しかも雪に埋もれて石が見えない。
その上、石が一杯ある!
どの石の下のことだろう。

めっちゃ、腹が立って来た。

もう映画の感動は完全に消えた。

自分の家に入るのに、なんでこんな大変な思いしてるんだろう。
誰かに泥棒だと間違われて通報されたらどうしよう。

長い間格闘した後、ようやく家の鍵を見つける。
今回の旅で一番ドラマチックな瞬間だった。
私の家の鍵。
どこへいって、何を経験しても
最後にこれがなければ
収まりがつかない。
誰かも言っていたけど、
旅は終わるからいいのだ。

帰るところがあってよかったなー、
と思う。
久々に熱いお風呂に入って、18時間ほど爆睡した。
END
長い間おつきあいくださり、ありがとうございました。